おばあちゃんへ。

2003年10月23日
おばあちゃん、新しいお家の住み心地はどうですか?
牧師さんが教えてくれたよ。
神様が自分のそばに新しい家を用意してくれて、
準備が出来たからおばあちゃんを迎えに来たんだって。
おばあちゃんは、きっと、ずっと前から望んでたと思うから、
賛美歌歌いながら「よかったねぇ」って思ったよ。
それにしてもずいぶん突然だったね。
みんなに挨拶もしないで行っちゃって。

まぁ、おばあちゃんにとっても突然だったみたいだけど。
新しい家に住むのに不用だった物、色々置いてっちゃったもんね。
思い出にちょっとだけ残して、後は片付けとくから。
心配しなくていいからね。

きっと1人じゃないとは思うんだけど、やっぱり寂しい?
そばに神様がいるから平気か。
そのうちみんなそっち行くから、ちょっと待っててね。
おばあちゃんは、宇宙で1番速い時計を神様にもらってるから、
待ってる時間なんてあっという間だよ。
あたしもおばあちゃんちの近くだといいなぁ。
神様一つ宜しくお願いしますです。


そいじゃおばあちゃん、お元気で。


+++

てなわけで。
22日の夜、福島にいた母方のおばあちゃんが亡くなりました。
急性くも膜下出血。苦しむ間もなく天に召されたようです。
長崎で被爆して以来、健康な体とは無縁だっただろうから、
楽になれてよかったかもな。

おばあちゃん以外誰も洗礼を受けてない無宗教者ばかりなので、
教会式の勝手が分からず、ずいぶんあわあわしてしまいました。
しかも福島では告別式の前に火葬してしまうようで。
「いつものお葬式」とは雰囲気が違ったせいか、
親たちはなんか納得いかないような、これでいいの?って感じの
もやもやが残った式になってしまったようです。
<確かに、ずいぶんあっさりした式だった。

しかし、
「すでに神の御許にいるので、もうここにはいない。」
というキリスト教の考え方、ちょっと新鮮でしたよ。


あ。
あたしクリスチャンじゃないから、
おばあちゃんちのそばなんて無理じゃん。
神様もそんなに太っ腹じゃないよなぁ。


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